どーも皆さんこんにちは。初めての方は初めまして。
IiSAMの立て前隊長、ブラッドです。 後ろのデカイのは相棒のPlutoことブリザイア52式。 |
今回は自分がフリーダム市をソロで歩いてた時に出会った、ちょっと貴重な体験についてお話しましょー。 |
Report1
05/04/28 激戦区での出会い
いつものように、フリーダム市を単機哨戒する。 両軍ともに兵員数が大分減少した現在、下手に半端な部隊を組むよりも一人の方が動きやすいことも多い。 |
毎日歩くが、この街はいつも変わりない。 ただ、弾痕と鉄屑が少しずつ増えていくだけだ。 |
日の落ちかけた北西部に到着した時、レーダー警告が鳴り響く。 どうやら、当たりを引っかけたらしい。付近の友軍と合流することにする。 |
合流後、レーダーにて敵部隊構成を確―― いやちょい待て、アサルト1、ジャマー1でメカニック2機!? |
……貧乏くじを引いちまったようだ。襲い来る赤黒カラーリングの未知の部隊。 単機で哨戒するWAPを狙ってゲリラ的に攻撃を仕掛ける、いわゆるソロ狩りと呼ばれる類の連中らしい。 ビルを使ってなんとか攻撃をしのぐものの、こちらの攻撃は全て二人のメカニックに無効化される。 肩盾も片方吹き飛ばされ、つーかぶっちゃけかなりヤバイ。 多勢に無勢の構図は明らかだった……が、その時。 |
轟音が響いた。 |
はっとして振り向いて見れば、そこにはいつの間にか二機の友軍がいた。 バズーカを携えた無限機動型の90X式に、ジェットパックを搭載したスナイパー仕様クラブサン。 入ってきたのは「加勢します。」 と一本の通信。 次の瞬間、俺はローラーダッシュで敵陣に突っ込んだ。 |
無我夢中で戦い続けてふと我に返る。俺のブリザイアは屑鉄寸前のボロボロだったが、 ……その時、目の前に立っていた敵はアサルトただ一機のみだった。 |
オーデンのトリガーを引く。 機能中枢を破壊された敵はクラッシュせず、その場に立ち往生した。 "ソロ狩り撃退"。逆境からの稀に見る勝利の瞬間だった。 |
――帰投する頃には夜が明けていた。 いつもは一人で帰る道程。だが、今日は違った。 |
WAPを降りてロビーに向かうと、そこにはさっきの二人がいた。 本音を言うとここで思いっきり抱き合いたいぐらいなのだが、共に死地をくぐり抜けた者同士にそんな必要はない。 感謝と尊敬の意を込め、二人に敬礼を送る。 二人もそれに応じるのを見て、「またどこかで」。 ただそれだけの言葉を交わして彼らと別れた。 彼らにも、明日の命があらんことを祈って。 |
※著者より:Calieさん、Kohisamaさん、援軍及び撮影協力ありがとうございました。 またいつかどこかでお会いできる日を楽しみにしています。 |